ayako tsuboya blog
by book-tokyo
engawa
こどもの視線や息づかいが加わって15年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。
アート&デザイン with サイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。
創りたい、みてみたい世界への試行錯誤の追記を再開します。(2023)

暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。

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日々、清々しく
日付が変わって一番に、毎年恒例になった父からのお祝いメール。ことしは素敵なモノトーンのアニメーションカードで、お皿にのったおおきな誕生日ケーキを私に届けるように頼まれた主人公が、様々なアクシデントを偶然回避して歩き続けるのに、足元の花を避けようとして転んでしまう。「ケーキは落っことしちゃってないけれど、おめでとうの気持ちを届けます」という洒落たおち。なんだか父らしくて、そして私も遺伝子を受け継いでいるのを感じる。

今年も、たくさんのお祝いメッセージありがとうございます。またひとつ歳を重ねました。朝リビングに降りてきたすいれんから開口一番「あ、そうだ。お誕生日おめでとう」。気持ちが伝わってきて(シナプスの若さにも感動して)ハグしました。
徹夜明けのまま大学へ。今月は週1回、複雑なプロジェクトを目的にあった印刷物に顕すための執筆、編集やデザイン、印刷のプロセスを伝える授業を担当させていただくことになりました。新しい試み。学生と一緒に脳内を耕し、抽象の共有を模索するのは至福の時間。
インドプロジェクトで協働した大切な仲間たち、信頼する仕事仲間たちと合流して久しぶりの学食ランチ。なによりの誕生日プレゼントでした。(Kさんがリニューアルされたおうどんを「お出汁が美味しくなった、美味しい!」と感動していて、一緒に嬉しくなる。)
午後は入稿間近のデザイン原稿をクライアントと確認。複雑な内容を伝える冊子は編集が命。デザインのユニークさと構成のアイデアは表裏一体だから、どちらが勝っても大きな意図が伝わらない。ここでも「きくちから」「構成するちから」の大切さにしみじみ。
色、かたち、構成、編集まだまだ勉強したいことが山盛りです。
いいですね!と仕上がりを楽しみにしてくださることばに、帰り道もウキウキ。あぁ、よかった。

そのまま写真家のまぁさまと夜更けまで仕事。合間にケーキでお祝いしていただいたり、すいから思いがけないサプライズ(「そうだ、いいこと思いついた!こっちを見ないでね〜!」と予告がありましたが(笑))もあり涙。まさに人生を体現しているようなミラクルな1日でした。
何故か今も繰り返し見る夢の中では、広大な野っ原の遠く先まで続く道に終わりは見えなくて、高い草の合間を気持ちの良い風にあたりながらただ歩いているのでした。現実の道もいろいろとあってなお、清々しい。
心身を支えてくれる家族や友たちの、蝋燭の灯のようなあたたかな慈愛に心から感謝する1日。繋がりあうすべてのみなさまへ、ありがとう。
Modest beauty as in the wild flowers that calm the hearts of the people, I hope.

日々、清々しく_d0020310_10241682.jpg

# by book-tokyo | 2016-06-08 10:42 | 呟き
『幸せの経済学』@〜グローバルフォレストミーティング/世界森会議へ向けての勉強会、第2回目
本日、〜グローバルフォレストミーティング/世界森会議へ向けての勉強会、第2回目へ。
『幸せの経済学』(ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督)を観る。
http://shiawaseno.net/
すいれんには、どんな風に映っただろう。
どうローカライゼーション(この語彙については、翻訳ではローカリゼーションとなっている。コンピュータ用語的には一般的なことを現地化、地域化するような印象がある。「グローカライゼーション」という造語?がしっくりくるのかと思いながら、その根拠を調べずにいます。)してゆけるだろう。

ラダックのみならず、世界中で急激なグローバリゼーションのために崩壊しつつある、長い間培われてきた民族、部族、家族単位の生きる知恵、持続可能な暮らし方。
私も、すでに失われたアイディンティティを懐かしむことすら知らずに育った高度経済成長期第2世代。
幼い頃の原風景は、団地やコンクリート住宅街の狭間に残された小さな野原、護岸され汚れた川、超高層ビル街にかかる霧、高速道路のきらめく灯、そして東京音頭。

映画が終盤を迎えると、初めて国立民族博物館でアイヌの婚姻を記録した映像を観て、ことばにならない郷愁や哀しみを覚えたのを思い出した。DNAには遺されている何かがあるのかな。

映像の中のチベット地方ラダックに満ち溢れていた笑顔、豊かな暮らしは、物質的な充足の質では計れない、わたしが知る日本の豊かさと比較できないものだったのだ。
ラダックには、「セレブ」はいない。誰もが誰かに認められ、誰もが知られているから…。孤独ではないことの幸せがある。
それでも先進国による急激な消費文化の流入は、ラダックのひとたちに劣等感を抱かせ、土を耕す暮らしを蔑み、何より自分たちの暮らし方を幸せだと満ち足りていた心に影を落とした。
ヘレナは言う、わたしたちは消費文化の問題や課題を隠さず伝えてゆく必要があると。
ラダックから地域のリーダーを都市に招き、ショーウィンドウやゴミ処理場、老人ホームなどを廻った時にみせたこの聡明な女性たちの表情が忘れられない。

いま自分がここに住みながらできることは、モノ、コト、その向こうに繋がるひとを想うこと。
行き過ぎた大企業や多国籍企業の商品や、宣伝に対しても同じように。
浮き草のような街育ち第2、第3世代は世界中に溢れている。
そんな世代にも、これからのローカリゼーションを模索&実践しているひとたちがいて、すごいなと思う。
デザインも、地域コミュニティや友人のために試行錯誤する選択肢があることを、次世代に伝えたい。
暗中模索中。

次回は5月8日(日)9:30〜11:45
JICA地球ひろば601会議室(最寄駅・JR市ヶ谷駅)
[ネイティヴな種について知る]
ヴァンダナ・シヴァ「命の種を抱きしめて」について
http://namakemono.shop-pro.jp/?pid=73254294
# by book-tokyo | 2016-04-25 01:29 | 映像&頁もの
創ること暮らすこと
昨日は新年度初日ということで、まずは作家として、研究者として師と仰ぐ石垣 健氏のアトリエまで挨拶へ。
不思議なお城のような邸宅、いたるところに面白い道具や造形物があるので息子にとっても夢のような場所。
久しぶりの個展(18日(土)から)のために、溶接や組み立て加工が佳境を迎えていらしたにも関わらず、 結局夜が更け夕食を摂るのも忘れて話し込んできてしまった...独身時代は気づくと、お腹が空きすぎてパスタを作っていただいたり、ぶらっと中華店へ連れて行っていただいたりした...。

市井の造形作家が資本主義に呑み込まれずとも、構成(譜)や造形メソッド(譜)をより多くのひとと共有することできちんと暮らして、造り続けてゆける方法を、身をもって模索され続けていらした。
個展は、その中途の過程をしめすものに感じるかもしれないけれど、だからこそ答えを受け取るためではなく、作家の発見をみて、きいて、共に思案する場所になると思う。 おおきな課題と、パワーをいただいてきた。
どんな自然現象、かたちも想像できないまったくの抽象的な造形になぜか頭がクリアになるような印象を受けるのはどうしてだろう。
建築から造形作家への道を歩まれた石垣さんのワークプロセスは、私にとって未知の世界。何よりも作家としての在り方や芸術、科学や哲学、政治について、つねに紆余曲折、模索されながら語ってくださるその存在が、私にとっては一生の学びの場なのだと思う。
いつ終わりの時を迎えるかわからないから、とこの頃はおっしゃるので...それは困ると思いながら、今年は通わなくては...師は失ってから気づいては遅いとようやく判ったような気がするこの頃。(押しかけ弟子より)

アルスノート展 -形を奏でる記譜のすすめ-石垣 健
2016年4月18日(月)-23日(土) 11:30~19:30(最終日16:00まで)
会場:いりや画廊 〒110-0013 東京都台東区北上野2-30-2 (日比谷線 入谷駅下車徒歩1分)
http://www.arsnote.com/arno/arnoGall/works2016exhibition.html

支柱の曲げ方を教わるの図(上)
正12面体をつくりながらお話を伺うの図(下)
創ること暮らすこと_d0020310_10201757.jpg
創ること暮らすこと_d0020310_10212556.jpg

# by book-tokyo | 2016-04-01 23:33 | 呟き
8th Birthday
8th Birthday.
8年目。家族、友人たち、日々見守り、深かく繋がりあうすべてのみなさまに感謝するばかりです。

毎年迷いなく、いちごのショートケーキをリクエストしてきたすいれん。
ことしは、なんとモンブラン。。
クックパッドで検索しても、少しイメージが違うなぁとイラストを描いて伝えてくれた。
これも8年目のスタートを予感させる出来事。

でも、それは2日前の夜。。
絵を眺めながら、レシピを考えたのは当日の朝。。

米粉とアーモンドプードルのスポンジレシピが実験不足。フワフワ膨らんでケースからあふれるハプニング(笑)
マロンクリームには生クリームを加えないというリクエストに悪戦苦闘。
ブランデーとバターの力を借りて、すっかりおとな風味に。

気を取り直し、楽しい飾り付けはお任せする。
え〜そうするの?手が出そうになるのを我慢して、眺めながら、イラストに描いた通りにしようとする点に関心したり…。
(縁取りは指示どおりにお手伝い。)

私が実家にいたころ、母はよくケーキを焼いてくれた。子を持って、美味しいケーキを食すること以上に、その手間をかけてくれる想いが嬉しかったのだと気づいた。

スケッチどおりには行かなかったけれど、彼もいつかこの日を思い出して、温かな気持ちで誰かを想ってくれますように…
あなたの笑顔、不思議で奇想天外な閃き、好奇心いっぱいの瞳、毎日のたくさんの幸せをありがとう。

猛烈な反抗や、叱咤を恐れない悪戯、耳の蓋が閉じてしまうほどの集中力に妨げずられず、生きてゆくための賢さ、他者へのリスペクトに昇華されてゆきますように。。
厳しいけれど、目を閉じずに旅してゆきましょう*

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一年、またよろしくお願いします。

# by book-tokyo | 2016-01-24 07:26 | カウントダウン
「まなびのかたち、おしえのかたち」vol.2〜演習授業のいまとこれから〜
2015年度2回目の研究会開催のご案内です。
間際のご案内で恐縮ですが、関心のある方へお声かけいただければ幸いです。

内容は、結論を出すのではなく、様々な考えや方法を互いに交流し、
それぞれにとっての研究の場になるものです。
わたしの役割は「ファシリテーター」とありますが、交通整理と聞き役程度のことしかできません・・(それがまた難しいのですが・・)
ぜひお気軽に、お誘いあわせてお越しください!

一部、二部ともに当日の飛び込み参加も歓迎です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「デザイン教育研究会 2015年度_vol.2」を、下記要領にて開催いたします。

今年度の研究会の共通テーマは「まなびのかたち、おしえのかたち」です。
デザインの分野に限らず、時代とともに学生の気質も変わり、社会のニーズに即応しながら教育現場の考え方や授業の内容、スタイルも色々変ってまいりました。
また、幼稚園~大学の教育機関に限らず、地域のコミュニティー、美術館でのアートプロジェクト、ネットを利用した通信講座など、学びの場や方法は多様化しています。今回は下記のテーマで座談会を予定しています。参加いただく皆様からのご意見を通じて時代と共に変って行くかたちと、いつまでも変らない何か、が見えてくるかもしれません。年が改まりお忙しい頃とは存じますが、是非お誘いあわせてご参加下さい。  
主査:金子武志


テーマ 『「まなびのかたち、おしえのかたち」〜演習授業のいまとこれから〜』
日時  2016年1月22日(金) 18:00〜20:00
会場  女子美術大学 杉並キャンパス 1 号館2F 1201セミナールーム
ファシリテーター  坪谷彩子(女子美術大学/aeronef)

青少年や社会人がSNSやローカルメディア、民間のコミュニティで先端的な技術や実学、思考様式を学ぶ機会も増えてきた事例にも目を向け、演習授業のいまとこれからをサブテーマに座談会形式にてみなさんからのご意見や感想を伺えればと思います。
組織の形態にかかわらず、造形やデザイン教育における演習授業はなにを、どんなかたちで学び合う場で在りたいのか(いま、これから)を最初の投げかけとします。その後は参加されたみなさまからの自由なテーマに基づいて、有意義な時間を共有できればと思います。


【会場へのアクセス】 
前回と会場が異なりますのでご注意ください。
女子美術大学 杉並キャンパス1号館
ガレリアニケ・歴史資料展示室2F
通用門からまっすぐ抜けて、道路挟んだ正面の建屋です。
〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8

東京メトロ 丸ノ内線 東高円寺駅 下車 徒歩8分
地図:http://jssd.jp/2214


第二部:20:30~ 懇親会を兼ね場を変えて座談会があります。会費制・参加申し込み不要です。
あぶ家 新中野駅より徒歩1分 東京都中野区中央4-4-1


毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。
無料・参加申し込み不要です。

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問合せ 女子美術大学 芸術学部 坪谷彩子(教育部会・事務局)
TEL:042-778-6129 E-mail: tsuboya07016(at)venus.joshibi.jp *atは@へ置き換えてください。

デザイン学会教育部会 HP
(デザイン学会HPリニューアルに伴い、URLが変更になりました)
http://jssd.jp/category/research-group-all/education-group
# by book-tokyo | 2016-01-21 06:35 | design&...