engawa
こどもの視線や息づかいが加わってもうじき17年。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。 アート&デザイン with サイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。 創りたい、みてみたい世界への試行錯誤の追記を再開します。(2024) 暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。 このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。 HP:book-tokyo.com 以前の記事
2024年 12月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 10月 2019年 09月 2018年 12月 2018年 03月 2017年 11月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 06月 2016年 04月 2016年 01月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 01月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 01月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 01月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 |
事務局をお手伝いしている、デザイン学会教育部会の研究会、お知らせです。
今回は、教科としての「デザイン」の義務教育化を進めてきたお隣・韓国の取り組みと現状を、長い時間をかけて研究されてきた森香織先生(日本大学芸術学部デザイン学科教授)からお話を伺います。 内申点のため「美術」の評価が懸案になる現場の話をきくたびに、「美術」は独立した教科ではなく、もっと広い意味での基礎教養と位置づければ良いのに・・・と思うこの頃です。 風の噂にすぎませんが、欧米ではすでに初等教育で教科としての「美術」(お絵描き・工作)のクラスは減っている(無い)印象も受けます。アートはひとがひとらしく生きてゆくために、育むべき教養で、評価されるべきものじゃない・・「教科」としての位置づけは、今話題となっている「道徳」と似た経緯を持っているように思います。 一方で、「デザイン」こそ、ものの見方や組み立て方、考え方を学ぶカリキュラムを柔軟に思索できる学問なのじゃないか。 とはいえ、産業や経済と密接な関係もあるゆえの難しさも懸念されます。 いち早く、国家プロジェクトとして「デザイン」の教科化に取り組んだ韓国のお話、貴重な機会です。研究会なんて・・と思わず、ぜひお気軽にご参加ください。 (申し込み不要・無料) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今年度初回のデザイン教育研究会を下記の要領で実施いたします。 本研究会はデザイン、美術、工芸などの教育現場に携わる方をはじめ、デザイナー・クリエーターの方々、そしてそれらを目指す若い学生や関心のある方々に開かれた交流の場です。毎回様々なテーマを掲げ、年間2〜3回の予定で開催しております。デザイン学会の所属に関わらずどなたでも自由に参加していただけますので、是非お誘い合わせの上、お気軽にお越し下さい。 教育部会主査/金子武志 テーマ 『デザイン科目を義務教育へ 〜 韓国における国家プロジェクトの取り組み』 発表者 森 香織 (日本大学芸術学部デザイン学科) 日時 2016年7月22日(金) 18:00〜20:00 会場 日本大学芸術学部 江古田校舎西棟1階共同アトリエ(入校に際しては守衛所でご記帳をお願いします) 韓国では国を挙げてデザインをひとつの産業として保護推進していく働きがあります。 これには、大財閥の後押しや日本よりも少子化が進んだ学歴偏重の社会影響など、諸々の理由がありますが、「美術」とは目的やアプローチの異なる新しい科目として「デザイン」を小学校の義務教育段階から教育する取り組みが8年程前から起こりました。 その発端〜経緯を調べていたのですが、なかなか取り掛かりが見つからず半ば諦めていた時に、この国家プロジェクトチームに対して評価を与える立場の研究員の方の論文を入手し、併せて小学校5〜6年生向けの教科書も入手できたことから概要がおおまかにつかめるようになりました。さらに、この論文の著者に今年2月にソウルでインタビューする機会にも恵まれ、少しまとまった形でご報告できるようになりました。 まだまだ発展途上中の取り組みであり、今後はどうなるか未知数ですが、科目としてのデザインに求めている理念は初等中等教育の範疇ではなく、まさしくデザイン教育の本質をついている内容なので、興味のある皆様と一緒に考えたり問題提起のできる共通の話題だと思います。 日本では中教審の方針で小学校の図工が1時間減らされ、ますます子どもたちがデザインを学ぶ機会が減ってきています。この韓国の取り組みはいろいろな意味で私たちに警鐘をならしてくれるものであり、微々たる働きのきっかけになればと願っています。学期末のお忙しい折りとは存じますが、ぜひお運び頂きたくよろしくお願い申し上げます。 第二部:20:30~ まんまるや(懇親会を兼ね、場を変えて座談会があります。会費制・参加申し込み不要です。) 【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。 日本大学芸術学部 江古田校舎 入校に際しては守衛所でご記帳をお願いします。 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩1分 都営大江戸線 新江古田駅下車 徒歩約12分 関東バス JR中野駅〜江古田駅(10分間隔で運行)乗車時間15〜20分 教育部会HP http://jssd.jp/category/research-group-all/education-group 本案内・PDFデータ http://jssd.jp/2488 問合せ 日本デザイン福祉専門学校 金子武志(教育部会・主査) TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(at)ndc.ac.jp *atは@へ置き換えてください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (余談)個人的には、限りなくアートに近い、デザインの技術(その部分を「造形デザイン」と捉えてはどうか)に関心があります。ただ、仕事としての「デザイン」は、手業とは違ったもう少し複雑な、お腹の中のような何かが大切なのでは・・・と思うこの頃です。 もちろん、アートの力を、心の底からリスペクトしています。 #
by book-tokyo
| 2016-06-29 17:27
| design&...
日付が変わって一番に、毎年恒例になった父からのお祝いメール。ことしは素敵なモノトーンのアニメーションカードで、お皿にのったおおきな誕生日ケーキを私に届けるように頼まれた主人公が、様々なアクシデントを偶然回避して歩き続けるのに、足元の花を避けようとして転んでしまう。「ケーキは落っことしちゃってないけれど、おめでとうの気持ちを届けます」という洒落たおち。なんだか父らしくて、そして私も遺伝子を受け継いでいるのを感じる。
今年も、たくさんのお祝いメッセージありがとうございます。またひとつ歳を重ねました。朝リビングに降りてきたすいれんから開口一番「あ、そうだ。お誕生日おめでとう」。気持ちが伝わってきて(シナプスの若さにも感動して)ハグしました。 徹夜明けのまま大学へ。今月は週1回、複雑なプロジェクトを目的にあった印刷物に顕すための執筆、編集やデザイン、印刷のプロセスを伝える授業を担当させていただくことになりました。新しい試み。学生と一緒に脳内を耕し、抽象の共有を模索するのは至福の時間。 インドプロジェクトで協働した大切な仲間たち、信頼する仕事仲間たちと合流して久しぶりの学食ランチ。なによりの誕生日プレゼントでした。(Kさんがリニューアルされたおうどんを「お出汁が美味しくなった、美味しい!」と感動していて、一緒に嬉しくなる。) 午後は入稿間近のデザイン原稿をクライアントと確認。複雑な内容を伝える冊子は編集が命。デザインのユニークさと構成のアイデアは表裏一体だから、どちらが勝っても大きな意図が伝わらない。ここでも「きくちから」「構成するちから」の大切さにしみじみ。 色、かたち、構成、編集まだまだ勉強したいことが山盛りです。 いいですね!と仕上がりを楽しみにしてくださることばに、帰り道もウキウキ。あぁ、よかった。 そのまま写真家のまぁさまと夜更けまで仕事。合間にケーキでお祝いしていただいたり、すいから思いがけないサプライズ(「そうだ、いいこと思いついた!こっちを見ないでね〜!」と予告がありましたが(笑))もあり涙。まさに人生を体現しているようなミラクルな1日でした。 何故か今も繰り返し見る夢の中では、広大な野っ原の遠く先まで続く道に終わりは見えなくて、高い草の合間を気持ちの良い風にあたりながらただ歩いているのでした。現実の道もいろいろとあってなお、清々しい。 心身を支えてくれる家族や友たちの、蝋燭の灯のようなあたたかな慈愛に心から感謝する1日。繋がりあうすべてのみなさまへ、ありがとう。 Modest beauty as in the wild flowers that calm the hearts of the people, I hope. ![]() #
by book-tokyo
| 2016-06-08 10:42
| 呟き
本日、〜グローバルフォレストミーティング/世界森会議へ向けての勉強会、第2回目へ。
『幸せの経済学』(ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督)を観る。 http://shiawaseno.net/ すいれんには、どんな風に映っただろう。 どうローカライゼーション(この語彙については、翻訳ではローカリゼーションとなっている。コンピュータ用語的には一般的なことを現地化、地域化するような印象がある。「グローカライゼーション」という造語?がしっくりくるのかと思いながら、その根拠を調べずにいます。)してゆけるだろう。 ラダックのみならず、世界中で急激なグローバリゼーションのために崩壊しつつある、長い間培われてきた民族、部族、家族単位の生きる知恵、持続可能な暮らし方。 私も、すでに失われたアイディンティティを懐かしむことすら知らずに育った高度経済成長期第2世代。 幼い頃の原風景は、団地やコンクリート住宅街の狭間に残された小さな野原、護岸され汚れた川、超高層ビル街にかかる霧、高速道路のきらめく灯、そして東京音頭。 映画が終盤を迎えると、初めて国立民族博物館でアイヌの婚姻を記録した映像を観て、ことばにならない郷愁や哀しみを覚えたのを思い出した。DNAには遺されている何かがあるのかな。 映像の中のチベット地方ラダックに満ち溢れていた笑顔、豊かな暮らしは、物質的な充足の質では計れない、わたしが知る日本の豊かさと比較できないものだったのだ。 ラダックには、「セレブ」はいない。誰もが誰かに認められ、誰もが知られているから…。孤独ではないことの幸せがある。 それでも先進国による急激な消費文化の流入は、ラダックのひとたちに劣等感を抱かせ、土を耕す暮らしを蔑み、何より自分たちの暮らし方を幸せだと満ち足りていた心に影を落とした。 ヘレナは言う、わたしたちは消費文化の問題や課題を隠さず伝えてゆく必要があると。 ラダックから地域のリーダーを都市に招き、ショーウィンドウやゴミ処理場、老人ホームなどを廻った時にみせたこの聡明な女性たちの表情が忘れられない。 いま自分がここに住みながらできることは、モノ、コト、その向こうに繋がるひとを想うこと。 行き過ぎた大企業や多国籍企業の商品や、宣伝に対しても同じように。 浮き草のような街育ち第2、第3世代は世界中に溢れている。 そんな世代にも、これからのローカリゼーションを模索&実践しているひとたちがいて、すごいなと思う。 デザインも、地域コミュニティや友人のために試行錯誤する選択肢があることを、次世代に伝えたい。 暗中模索中。 次回は5月8日(日)9:30〜11:45 JICA地球ひろば601会議室(最寄駅・JR市ヶ谷駅) [ネイティヴな種について知る] ヴァンダナ・シヴァ「命の種を抱きしめて」について http://namakemono.shop-pro.jp/?pid=73254294 #
by book-tokyo
| 2016-04-25 01:29
| 映像&頁もの
昨日は新年度初日ということで、まずは作家として、研究者として師と仰ぐ石垣 健氏のアトリエまで挨拶へ。
不思議なお城のような邸宅、いたるところに面白い道具や造形物があるので息子にとっても夢のような場所。 久しぶりの個展(18日(土)から)のために、溶接や組み立て加工が佳境を迎えていらしたにも関わらず、 結局夜が更け夕食を摂るのも忘れて話し込んできてしまった...独身時代は気づくと、お腹が空きすぎてパスタを作っていただいたり、ぶらっと中華店へ連れて行っていただいたりした...。 市井の造形作家が資本主義に呑み込まれずとも、構成(譜)や造形メソッド(譜)をより多くのひとと共有することできちんと暮らして、造り続けてゆける方法を、身をもって模索され続けていらした。 個展は、その中途の過程をしめすものに感じるかもしれないけれど、だからこそ答えを受け取るためではなく、作家の発見をみて、きいて、共に思案する場所になると思う。 おおきな課題と、パワーをいただいてきた。 どんな自然現象、かたちも想像できないまったくの抽象的な造形になぜか頭がクリアになるような印象を受けるのはどうしてだろう。 建築から造形作家への道を歩まれた石垣さんのワークプロセスは、私にとって未知の世界。何よりも作家としての在り方や芸術、科学や哲学、政治について、つねに紆余曲折、模索されながら語ってくださるその存在が、私にとっては一生の学びの場なのだと思う。 いつ終わりの時を迎えるかわからないから、とこの頃はおっしゃるので...それは困ると思いながら、今年は通わなくては...師は失ってから気づいては遅いとようやく判ったような気がするこの頃。(押しかけ弟子より) アルスノート展 -形を奏でる記譜のすすめ-石垣 健 2016年4月18日(月)-23日(土) 11:30~19:30(最終日16:00まで) 会場:いりや画廊 〒110-0013 東京都台東区北上野2-30-2 (日比谷線 入谷駅下車徒歩1分) http://www.arsnote.com/arno/arnoGall/works2016exhibition.html 支柱の曲げ方を教わるの図(上) 正12面体をつくりながらお話を伺うの図(下) ![]() ![]() #
by book-tokyo
| 2016-04-01 23:33
| 呟き
8th Birthday.
8年目。家族、友人たち、日々見守り、深かく繋がりあうすべてのみなさまに感謝するばかりです。 毎年迷いなく、いちごのショートケーキをリクエストしてきたすいれん。 ことしは、なんとモンブラン。。 クックパッドで検索しても、少しイメージが違うなぁとイラストを描いて伝えてくれた。 これも8年目のスタートを予感させる出来事。 でも、それは2日前の夜。。 絵を眺めながら、レシピを考えたのは当日の朝。。 米粉とアーモンドプードルのスポンジレシピが実験不足。フワフワ膨らんでケースからあふれるハプニング(笑) マロンクリームには生クリームを加えないというリクエストに悪戦苦闘。 ブランデーとバターの力を借りて、すっかりおとな風味に。 気を取り直し、楽しい飾り付けはお任せする。 え〜そうするの?手が出そうになるのを我慢して、眺めながら、イラストに描いた通りにしようとする点に関心したり…。 (縁取りは指示どおりにお手伝い。) 私が実家にいたころ、母はよくケーキを焼いてくれた。子を持って、美味しいケーキを食すること以上に、その手間をかけてくれる想いが嬉しかったのだと気づいた。 スケッチどおりには行かなかったけれど、彼もいつかこの日を思い出して、温かな気持ちで誰かを想ってくれますように… あなたの笑顔、不思議で奇想天外な閃き、好奇心いっぱいの瞳、毎日のたくさんの幸せをありがとう。 猛烈な反抗や、叱咤を恐れない悪戯、耳の蓋が閉じてしまうほどの集中力に妨げずられず、生きてゆくための賢さ、他者へのリスペクトに昇華されてゆきますように。。 厳しいけれど、目を閉じずに旅してゆきましょう* ![]() ![]() 一年、またよろしくお願いします。
#
by book-tokyo
| 2016-01-24 07:26
| カウントダウン
|
カテゴリ
最新の記事
検索
その他のジャンル
画像一覧
| ||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||