ayako tsuboya blog
by book-tokyo
engawa
こどもの視線や息づかいが加わって15年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。
アート&デザイン with サイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。
創りたい、みてみたい世界への試行錯誤の追記を再開します。(2023)

暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。

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雪、積もりましたね
雪が積もりましたね。
もう1週間も経ちますが、先日旅してきた奥出雲のしんしんと積もる雪と違って、また里山の雪景色も趣があることです。なにしろ、我が家は坂の上にあるため、雪が積もると軟弱な車たちで町へ出て行くことができません。パートナー氏が早朝から雪かきをしてくれて助かりましたが、もう少し前にお勤めのため果敢にも坂を降りようとしたお友達が、途中の空き地で雪どけを待機しているのを見てどきどき。なんとか平地までたどりつくことができました。昔は良くこんな雪が降ったと・・・雪かきのシャベルを使ってご近所のおばあさまが道を除雪してくださっていて恐縮。ご自宅周りだけではなくて、我が家の前や坂のあたりまで。福井が実家の同僚に聞いた話では、かつては、雪が降ればみんなが出てきて通学する子供のために除雪したそうです。助け合いは、こんなささやかな日常からなのかもしれません。ほんとうに、頭の下がる思いでした。
雪、積もりましたね_d0020310_11553515.jpg

# by book-tokyo | 2010-02-02 11:42 | 呟き
もうひとつの世界
産まれてきてからすいれんの身近にあるもののひとつ、父親のカメラ類が危機にさらされています。といっても、7屋さんへの奉公出しではなく、そのすいれんによって・・・のお話。
ぱっしゃっと開いて見える正方形のフレーム越しにみえる風景は、実際の風景よりも美しいと感じるような淡いイメージの明るい世界。すいれんにはどのように見えているのでしょう。いつもは注意深く高いところに置いてあるカメラが、いつの間にか彼の手中にあってフレームを覗いていて驚きました。内心はらはらしているとうさんの膝の上で、今日は特別にがちゃがちゃ、シャッターを切る方法を教授してもらったすいれんは大得意です。分解できたよ〜と嬉しそうに報告してくれる日も遠くないと、密かに感じた母でした。ちゃんと片付けておかないとね(笑)
もうひとつの世界_d0020310_11413747.jpg

# by book-tokyo | 2010-01-23 11:35 | カウントダウン
730日、もう・・・
果てしなく遠く感じられる出会いの日から、730日経ちました。遅ればせながら、先日無事に我が家の坊も2歳になりました。
何歳になったの?と聞くと、指を1本づつ立てて合わせます。まだ「ピース」は難しい模様。何度も私に自分の指で「ピース」を作ってもらって前に差しだそうとするのですが、すんでのところで中指や薬指も立ってしまいます。指を自在に動かす運動神経は、まだこれから発達する模様。鉄棒にぶらさがる時にも、4本指でしっかり握っているので驚きます。
母親にとっては、妊娠中にも一心同体だった気持ちがあるので、出会いから2年といわれもぴんとこない。まだあどけない我が子をながめつつ・・・そうですねぇ1000日くらい一緒にいた感じでしょうか。
まったく、自分自身そろそろ産まれてから40年経つ頃だと思うに、情けないやら励まされるやら、様々な思いがわき上がった一日でした。
実家の両親や妹から届いた贈り物を渡すと、お祝いとは思わずとも嬉しそうにしている様子も不思議でした。子の誕生日は、両親からのお礼をする日なのかもしれません。このありがとうの気持ちを、これからも忘れないようにしておこうと思います。「お礼に作ったいちごのババロアに立てた「2」のろうそくが、少し具体的過ぎた(笑)来年は3本にしよう」などと思っているヘンテコ母に、よくやって来てくれました。ありがとう。そして、すいれんに暖かいまなざしを注いでくれたすべてのみなさまへ感謝です。

母妹手製のポシェットをもくろみ通り電車に見立てて遊ぶ図
730日、もう・・・_d0020310_11313652.jpg

# by book-tokyo | 2010-01-23 11:10 | カウントダウン
邯鄲のごとし夢のあと
久しぶりに、実に3年ぶりに能を観にゆきました。
ふといつも読み流しているMLから、ついオンライン予約をしてしまった。乳飲み子のいる身の上にも関わらず、快く行っておいでと言ってくれるパートナーと、バイバイとご機嫌よく見送ってくれるすいれんに感謝しつつ、舞台が暗転し、囃子方や地謡が現れた時には思考全身があちらの世界へ行ってしまいました。

世田谷パブリックシアターでの能も、野村萬斎主催の「能楽現在形・・」も、初めてでした。めでたく祝言の能「高砂」から始まり、能は「邯鄲」。
「高砂」は半能だったので、萬斎氏がひた面で登場するシーンはわずか、後半の「松の神の化身」の神舞がメインだったのですが、テンポも良くめでたい金糸づくしの装束が舞台に映る様が新鮮で、あっという間にお仕舞いになってしまいました。ただ、鏡板(古典的な能舞台のバックには松が描かれている)の替わりにつられた大きな幕が松風に揺れる演出などは、確かに具体的で判りやすいものでしたが少し目障りのように感じました。

そして私が好んで観たいと思う夢幻能の中でも、様々な手段で描かれてきた演劇性の高いと言われている「邯鄲」を、ようやく観ることが出来ました。「邯鄲」は中国の故事に由来した能で、人生に迷いを感じ故郷を旅立った青年が、休みを求めた宿でひと眠りをすすめられ渡されるのが「邯鄲の枕」。青年がその枕に頭した瞬間に舞台は・・帝の位に就き、50年があっという間に過ぎて菊水の盃で千年の命をさずかった、そして舞に興じる青年をみせる。賑やかにツレの舞、絶妙なリズムの囃子方がクライマックスに達した瞬間、宿の女に起こされた青年は、その栄華がひとときの夢であったことを悟り、静かに宿を去る。かつて友枝昭世シテの喜多流 『烏頭』を観た時に感激した「時間軸の変化を感じた一瞬」は、今回の舞台では演劇的な演出によって表現されてしまっていたけれど(扇で寝床を模したひな壇を2回たたく、吊り下がるランプが豪奢な4灯から簡素なものに入れ替わる)、ただ片山清シテが全身で表現した「華やぎ」から「茫然」への転換は素晴らしかった。
主人公である青年が「邯鄲の枕」を宿の女に返し、かすかにお辞儀のような仕草をみせてから去る結びからは、彼が先に進むのか、故郷に戻るのか、何を悟ったのかを明確にはしていません。劇場が明るくなってからまさに自分自身が舞台に置き去りになってしまう仕掛けだったのかもしれません。

そしてツレは女性が唄を舞、それが青年が見た夢をリアルなものに感じさせてくれたのが不思議でした。宿の女主人を萬斎さんが演じたからなおさら。今回はまた大鼓方の亀井広忠がとても良かった。
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夜は家族と合流、最近めぐりあった素敵なお友達一家のおうちでご馳走になりました。現実です(笑)
イラストレーターでアートディレクターのカヨさんは、お料理も上手。そしてなんと子供の時から仕舞をたしなんでいるとのことでびっくり。少し遠ざかっていたお話の世界が、また生き還ってきました。
# by book-tokyo | 2010-01-16 23:38 | 呟き
斎藤良さん:「いけにえ展」 に。
「いけにえ展」
2010年1月4日〜1月17日
創造空間9001(旧東横線桜木町駅舎)
横浜市中区桜木町1-1-75  TEL 045-226-5511
 JR桜木町駅改札を出て右隣

明日までの開催となってしまうのですが、以前の同僚、斎藤良さんが二人展を開催されています。
年始にいただいたDMに「いけにえ」と控えめで上品なデザインで書かれているのを読んで、どっきりとしました。「これは岡本太郎が自分の作品を「社会のいけにえ」と表現した事に由来する展覧会タイトルで、
齋藤良さん・杉山孝貴さんという2名の作家さんの個展になっています。」(旧東横線桜木町を改装したイベントスペース創造空間9001のスタッフ)
実は、「ためいき/永続する言葉」という映像作品は、私とパートナーがひとりずつモデルになっています。斎藤さんのこれまでの作品は、大がかりでいて繊細で、シリアスなコンセプトが見え隠れしつつそれが美しい幻想的な表現にのってとどまっては流れてゆくような・・・ご本人のぼのぼのした風貌(失礼・笑)と裏腹な印象があるので、楽しみにしています。
まだ実際の空間を見ていないので情報の投稿のみになってしまい申し訳ありません・・・。明日、展示会場の撮影を依頼されたパートナーの助手(?)ですいれんと一緒に伺う予定です。
# by book-tokyo | 2010-01-16 22:31 | art&...