engawa
こどもの視線や息づかいが加わって15年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。 アート&デザイン with サイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。 創りたい、みてみたい世界への試行錯誤の追記を再開します。(2023) 暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。 このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。 HP:book-tokyo.com 以前の記事
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謹賀新年2008
みなさま新年いかがお過ごしでしょうか。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 初夢 子を孕み 十月十日の 学徒かな あ いえいえ、これからだというのは十分覚悟しているつもりなのですが・・・。 いよいよ臨月に入りました。 あまりにも淡々と過ごしてきた9ヶ月余りでしたが、急にずっしりと重くなった身体を抱えていると薄い皮の内にもうひとり入っているのを実感し、今更ながら驚愕の日々です。 見た目にも明らかに妊婦らしくなったせいか、持ち上がるのも自然にこどもや育児経験、家族についての話題が増えてきたように思います。 不思議なのは、経験という眼鏡を通すと見える世界が違ってくるのか、急に周囲に2007年、2008年産まれの子を持つ(予定の)同年代の知人があちらにも、こちらにも・・・。 実に片手では足りない数です。 高齢出産といわれる年代自体も、年々高年齢化しているのでしょうか・・・? 医学の進歩(?)のお陰で、無事に出産にたどりつける確立があがっている反面、体重制限や栄養バランスなど事細かい生活指導をされるたび、これまでの日常生活がいかにアンバランスで不自然であるかを警告されているようで、恐ろしい。東京で、自然に暮らしていると「不自然」になる。(笑)これまでも気になっていたのですが、「自然」に暮らそうとすると「自然」には暮らせないと改めて実感するこの頃。地場の季節のものをいただいて、旅先でしか購入できないものは無理に摂らず、なるべく手をかけず、自然の力を利用した生活は確かにいきものとしての人にとってストレスが少ないのかもしれないのですが、生産者が極端に少ない東京ではかえって難しい。知識と選択眼、人的ネットワークが必要で、時には経済的な余裕も必要だったりする・・・。現代の都市生活と理想的な原始的マタニティライフの対比はちょっぴり面白い。 同時に、核家族化についても色々と考えること多し。 医学や育児についての認識の大きな変化も手伝って、母から娘へ伝えられる情報が無いまま出産を迎える人は増えているのではと思うこの頃。実際にインターネットの掲示板や情報交換サイトなどでは、孤児のように初めてのことに困惑や不安を抱いている人が多く集まっているように感じます。ひとつ屋根の下に、何世代もの女性が住んでいた時代には少なかったのではないでしょうか。 いまだにひと世代前のひとには、二人分栄養を摂らなくちゃなんて素敵なことを言われてしまう。(今は要求に応じて栄養を摂取していると、すぐに制限オーバーになってしまう・・・(笑)) ところで、このぽこぽこ内側からなでられて、蹴飛ばされる感覚はことばに出来ない面白さ。お布団の中に入って、外から柔らかくなぜなぜされる反対の感覚です。 それでは、ことしも良い1年になりますように!
by book-tokyo
| 2008-01-02 22:58
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