engawa
こどもの視線や息づかいが加わって15年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。 アート&デザイン with サイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。 創りたい、みてみたい世界への試行錯誤の追記を再開します。(2023) 暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。 このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。 HP:book-tokyo.com 以前の記事
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活字や活版そのものは、消えつつある技術です。
細々とでも、その独特な風合いや他には替えられない特徴のある印刷術が、続いていってくれることを願っています。ノスタルジックではありますが、個人でも「インク」や「印刷機」を使って「印刷」ができるなんて、凄いことですよね。デジタルフォントやDTPにも繋がってゆくプロセスは、消えてしまうとなかなか思い出せないことなのでは・・と思います。 パソコンルームで学生たちに、インクジェットプリンターとレーザープリンタの違いを説明するのに苦労します。 言ってみれば、染料系の液体のインクと、顔料系の粉の違いなのですが、それをどうやって用紙に定着するのかを、イメージを持てるよう理解してもらうことは難しいと思う。 なぜなら、オフセット(リトグラフ)印刷やスパッタリング、カーボンコピー機やインスタントレタリング(インレタ)なんて言葉の内容を知らなかったりするから。現在のデザイン作業に、これらの知識が必須とは言わないけれど、なかなか厳しい。 染料系と顔料系の理解ができないうちは、用紙の選択にも制限が出るし、オリジナルペーパを用意することもできない。用紙屋さんや、機械屋さんが工夫をこらして、使い手は何も考えなくても失敗しないで済むようになってきました。でも、それでいいのかしら・・・なんて思うのです。 油絵と水彩画の違いを知って、始めて媒体の用意や下準備ができるのと同じ。デジタル機器は、ただのブラックボックス的機械でもないのです。アナログの知識の積み重ねであったり、自然現象などを利用したモノなのですね・・。 活字や活版が完全に消えるころ、まったく知らない世代が何を創りだしてくれるのか愉しみでもあるし、つまらなくもある。 繋がってゆくこと、繋げてゆくこと、それが面白きこととも思えます。
by book-tokyo
| 2006-11-30 23:18
| design&...
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