engawa
こどもの視線や息づかいが加わって12年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。
アート&デザインwithサイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。

暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。


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モリサワ・タイポグラフィ・スペース
9月22日まで開催の、「蘭花譜」展・ワークショップに参加しました。

モリサワ・テイポグラフィ・スペース
東京都新宿区下宮比町2-27モリサワビル1F
〜9月22日

木版画再摺「蘭花譜」
多色刷り印刷の源流がここに・・・
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平成15年に、もはや存在しないのではないかと言われていた「版木」が見つかった。
昭和21年、戦前に摺りあがっていた「欄花譜」を世に出したのは、加賀正太郎。みずから蘭を愛し栽培していた粋人は、欧米にすでに相当数の蘭花譜や蘭に関する文献があると知っていながら、莫大な費用を投じて日本式木版画で出版する意義を見いだす審美眼を持っていた。

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ワークショップでは、京都の竹笹堂という現代的な木版画による事業を成功させている主人の指導のもと、多色摺りの木版を体験しました。1時間足らずでしたが、相変わらず彫りや分色には夢中になってしまいました。

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と・・・ワークショップはそこそこ・・・にして。
とにかく、この木版画、ことばには表せないような存在感。見つかった版木を、現代の摺りにて再摺りしていますが、絶句+驚嘆でした。1種の蘭(花が数個、葉も数葉・・・)の絵が、多いものは20版ほどの摺りで表現されているそう。なにしろ1枚を刷り上げるのに、4ヶ月も要することもあるいらしい。
プロセス印刷、軽薄なオフセットや薄っぺらい木版画とは比較にならない、濃密な画面。紙をしっとりと覆う顔料の輝き、艶やかなグラデーション・・・。上品な色合いや精緻な紋様の表現・・・ため息をつかずにいられませんでした。今のところ、他の手段には変えられない表現だと思う。

現代一流の彫師、紙漉師、伝統木版画の職人たちの仕事を間近に見られるチャンスは、そうそうないと思います、おすすめです。他の版種と同じように、極端に仕事の注文が減って、もはや「保護・保存」をしなければ存続が難しい伝統技術になりつつあるそうです・・・・。

短小軽薄もそろそろ成熟してきても良いのではないでしょうか・・・。
(お金を持った)クライアントは、もう少し優雅で悠長なモノ・コトへの審美眼も磨いて欲しいなぁ・・・と切実に感じています。(少々泣き言)
by book-tokyo | 2005-09-18 23:14 | design&...
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