engawa
こどもの視線や息づかいが加わって12年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。 アート&デザインwithサイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。 暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。 HP:book-tokyo.com 以前の記事
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6月12日(土)に開催された、東芝科学館での「自然観察からアートへ」の報告です。
科学芸術学際研究所ISTAが担当している5月、6月、8月(イベント共催)、9月のイベントアラカルトというコーナーです。東芝科学館には小向東芝少年少女発明クラブや東芝科学館友の会会員(2012年度で終了だそうです)などもあり、館内には親子で熱心に展示や模型を観る姿が多くありました。夫が小学生の頃に社会科見学に来たこともある(!)という歴史の長い科学館です。 ワークショップへ参加される親子さんも科学好き?いえ未来の科学者でしょうか、ワークショップの主旨が理解されると同時に、さっそくその意図をさぐり、手を動かしながら真剣に考察されている様子は、美術造形的なアプローチとは異なるなぁと刺激を受けました。 今回は材質の異なる素材に、絵の具をのせて刷りとるという版画を作成するWS。葉っぱや貝殻をよく観察して、スケッチしたあと紙を切り抜き描写しました。 キッチンペーパーや越前和紙、キッチンシンク滑り止めなど、水に濡れやすい、濡れにくい素材の違いを活かした版を作るのがポイントでした。 ![]() ワークショップでは、最初に葉や貝殻の螺旋に似たかたちのものをスライドでみて、かたちの成り立ちを確認。簡単なワークシートで頭の体操後にスケッチに取り組みました。 中途で高木隆司さん(神戸工科大学大学院教授)実演の「茅葺き屋根はなぜ漏れぬ?」の実験をみました。写真でも判るとおり、ストローと異なり「すすき」に水が伝って先端から落ちる様子に興味津々。「はい、もう少し下がって・・・」という台詞も聞こえたほど(笑) 実験のあと材料を選んで下描きにあわせて切り、張り、絵の具を載せるのですが、こどもたちにとって初めて挑戦する「版」をつくることは想像以上に難しいことが判りました。 地と図を意識すること、濡れる素材はインクを保有しますが、紙にうつす程度に湿らせるには、あまりゆっくり作業をしていると乾きだしてしまいます・・・。 版をつくる、色を刷りとる・・・たくさんの行程を短い時間に詰め込みすぎてしまったかもしれません。 とはいえ、貝殻や葉っぱをももとに、とても綺麗な色や面白いかたちをうつすことができました。 綺麗に刷れること、葉っぱや貝殻に「見える」ことよりも、作るプロセスを愉しみ、モチーフからどんなにユニークなかたちをひっぱり出せるか・・・楽しんでいただけたでしょうか! 最後は、実物投影機で作品を大きく見せながら発表しました。 次回は、ちゃんと刷りとれる仕組みつくりにもチャレンジして、より造形について考える機会を作れたらと思います。お楽しみに!
by book-tokyo
| 2012-06-27 15:13
| in art in science
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