最近、我が家の坊は日本語でコミュニケーションをとれるらしいことを、富みに喜んで、愉しんでいるように感じます。ひとこと呟き、こちらの瞳を密かに覗き込み、ふたこと呟き、またひっそりと不安げにこちらを覗いている気配を感じる・・・たぶん、通じているかな?伝わっているかな?ママもそう思っているのかな・・・などなど、色々な感情が爆発的に起こりつつある時期なのではないかと、相変わらず私は観察欲に捕らわれつつ、幼い子の愛らしさを愉しんでいるのでした。
「ゆきはね、あついなつからこおりをまもる、マフラーなの」・・・「だからね、ふわふわしているんだよ」
時々、素敵なことを言ってくれて、私の頭の中にイメージがふわっと膨らんで、嬉しくてたまらなくなることがあります。そんな時は、何故だか彼は真ん前をぼんやり見ながら言うものだから、それがまた嬉しいのでした。
「ゆきのけっしょうはね、しもばしらからうまれるんだよ」そう言って、初めて私のことを見ました。楽しいな。わぁ楽しいなぁ。まぁ、もしかすると絵本や物語や唄を思い出しているのかもしれないけれど、イメージの世界に連れて行ってくれる湧き起こる詩心は大歓迎です。