ayako tsuboya blog
by book-tokyo
engawa
こどもの視線や息づかいが加わって15年目。
母として、ひとりのひととして、そこに在ることをいかに見出すかによって環境や認識が、自分自身とあなた・それとの在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。
アート&デザイン with サイエンスの日々と活動をお知らせするメモ。
創りたい、みてみたい世界への試行錯誤の追記を再開します。(2023)

暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。

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2012年 謹賀新年
謹賀新年
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。

日々描きたい、書きたいことが山ほどあれど、なかなかアウトプットできないで過ごすことの多かった2011年。それでも、少しづつ展示や書き物のチャンスをいただくことでようやくまとまりが産まれることを実感できました。いつも支えてくれている家族、友たち、職場のみなさん、そして尊敬する師匠や先生方に感謝多謝。
出産後、無理矢理時間を作って今まで通りの制作を続けようとするも、家族とその負担を分け合う覚悟もなく、少しづつ自然に産み出せる方法を模索していたように思います。
2011年は、そんな一年でした。
東日本大震災の出来事によって、地震大国日本に住まっていることを実感すると同時に、長い年月の間に数度ともなく日本が経験した大津波の脅威を目の当たりにしました。近代社会の中で秩序を持って復興と再生を進めてゆく困難さ、その中にあって、どこへ向かって復興してゆけばよいのか真剣に取り組む方々の力にも感銘をうけました。
「封筒の家」プロジェクトに参加して、岩手大船渡を訪ねた後も、非力な自分がいったい何ができるのだろうと半ば茫然とした状況が続いていました。
また原発の事故では、科学が保障している快適な現代社会では途方もない不安と平和が紙一重だということ、知識や情報から自分自身が判断を迫られる現実、地球号の未来について・・・深く考えさせられると共に、3・11はそれを永遠に忘れることなく考え続けなくてはならない始まりだったと感じています。
その一方、秋には西村佳哲さんの「インタビューの教室」という個々に目的を持って参加した12名と2日間みっちりと「きく」について味わい、吟味し、試す体験を通じて、「態度」について改めて考えるきっかけを得ました。ヒトの潜在下の動きや深層心理と強く関連しながら、より意志が働く人間らしい様相が「態度」なのではと勝手に想っているのですが、2012年はもう少し深く掘り下げることができればと思っています。これは、仕事でもプライベートでも、自分自身のイメージに包まれる時にも、同じように当てはめることができそうで、面白いと感じています。
2011年最後のパンチ(笑)は、「みどりショップ」の奥村稔さんとの出会い。お誘いうけて晦日にお餅搗きへ参加した先は、私が知るよしもない世界でした。美味しい料理は素材から・・・と頭では判っていましたが、実際にその素材-食材はどこから?という疑問を抱いたことがなく、シェフが市場へ選びに行くイメージでした・・・。奥村さんはほんとうに美味しいと太鼓判を押す野菜などを、信頼する農家さんからお料理屋さんに直接納めている。「美味しい」と思えるまで妥協をしない。
美味しいお野菜がたっぷり入ったお雑煮、お餅のあとにいただいた苺や林檎の味が忘れられません。苺も消費シーズンに合わせて大半がハウス栽培になったことが、’苺の味がする’路地苺の壊滅状態を招いているというお話を伺って考えさせられました。これも、クリエイティブな仕事に当てはめてみると、色々と課題が浮かび上がってくるように思います。「仕事=金銭と対価であること」と「質」の関係性。


ひとり黙々と、そして嬉々として惜しむことなくお節料理を揃えてくれた母が、今となっては超人のように思えます(苦笑)
そして遺伝子を受け継いでしまった私も・・・頭の中に割烹着の母が台所でせっせと働いている姿が浮かびながらお節の仕上げに至った時には除夜の鐘・・・掃除も終わり、水仙を飾る気持ちよさ。
2012年もはじまりました。

2012NewYearsCard
2012年 謹賀新年_d0020310_4272647.png
by book-tokyo | 2012-01-01 04:28 | 呟き
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