ayako tsuboyaのブログ
by book-tokyo
engawa
2008年、とりとめなく続く毎日に、こどもの視線や息づかいが加わりました。
そこに在ることをどのように見出すかによって環境や認識、はたまた自分自身と生き物の在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。
アート&デザインwithサイエンスの日々のメモ。

暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。


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人の仕組みへのアプローチの変容に併せて・・・
『動物の体は膨大な数と種類の細胞から構成されるが、このうち次世代に受け継がれるゲノムを有するのは生殖細胞、つまり精子と卵子のみである。これは、親から子へ受け継がれる全ての遺伝情報が生殖細胞に含まれていることを意味する。減数分裂を経て染色体数を半減させた精子と卵子は、受精によって新たな遺伝子セットを生み出し、同時に全能性を獲得して1つの個体をつくり上げる。しかし、この生殖細胞が発生の過程でどの様に体細胞から分離し、この本質的な機能を確立するのか、未解明な点が多い。』(理研 神戸研究所(CDB)「生殖細胞の始まりの始まり」より)
ほ乳類の生殖細胞に関して、発生の中途で何が起こるのかを解明することで、そう遠くはない未来、胎内にある間に、異常や異変に的確に対処できる時代がやってくるかもしれません。オーダーメイド医療は、ひとりひとりが持つ異なる遺伝子やわずかな違いに対応した投薬や治療を可能にすると聞きます。

発生生物学などの分野では様々な研究が進んでいますが、たくさんある興味深い事柄から、例えば体内時計の仕組みについてなどがあります。
『哺乳類の多くは体内時計をもち、脳の視交差上核などが刻む概日リズムにしたがって、睡眠や覚醒、血圧や体温の変動、ホルモン分泌といった生理機能を自律的にコントロールしている。視交差上核などの器官では、遺伝子発現の周期性が時計の振動子として機能していると考えられている。しかし、これらの遺伝子発現は、活性化因子と抑制因子が複雑に絡み合うフィードバックループに調節されているため、その詳細を明らかにするのは困難であった。』(理研 神戸研究所(CDB)「時計の心臓部にメス」より)
構成する遺伝子ネットワークの解明などによって、体内時計の仕組みが明らかになってゆけば、個々人によって異なる時計の仕組みに対応した、不眠症や鬱症状などの治療が可能になってゆくでしょう。医者の主観や経験による治療に悩むことがなくなると良いのですが・・・。

長いあいだ、人の心身の営みは、「感覚される経験」や「母の勘」などによって保守されてきたのではないでしょうか。より根本的な遺伝子レベルでの仕組みの解明が進むことで、わたしたちの心身への認識は、どのように変容するでしょう。科学と心がより自由に行き来し、新たに豊かな認識が生まれると良いなと思います。
人間に関わるデザイン作業のプロセスやアプローチの方法も、変容してゆく必要を感じています。なかなか自分自身で頭の中身を更新するのは難しい!
by book-tokyo | 2005-07-18 21:18 | design&...
メトロポリス
「メトロポリス METROPOLIS」
監督・脚本:フリッツラング  
1926年 ドイツ作品/サイレント

久しぶりに、メトロポリス、実に10年ぶり。
DVDクラッシック選集は、冒頭に淀川さんがコメントを述べている映像が入って、映画を観る心構え(笑)が整う。先週同じ仲間(シロマクキネマという名前の、有孔ボードに白い紙を貼った壁にプロジェクターで投影して観る映画会・初代は布を縫い合わせて、ニューシネマパラダイスだった)と「散りゆく花」(W・D・グリフィス)を観たので、モノクロ・無声映画を堪能した気分になりました。とはいえ、メトロポリス。デザイン史、映画史、SF史、他様々な分野に影響を与えたとする作品。一緒に観たみんなは、どう感じたかな?


改めて観ると、役者のメイクや演技の大袈裟さも、当時のフィルム性能、スタジオやライトの具合、無声であることを考えると笑えない。今となっては、かそけき光線の具合や、モノクロの諧調の抑揚のある豊かさは再現不可能なのではないかと思えるほどに、美しいと感じました。
メトロポリスは、労働者階級と支配者階級を例えて、「手」と「頭脳」はお互いへの思いやりを持って握手するべきである、を結論に21世紀(当時からすると未来)の都市の構造を描いている。地下都市には労働者が機械の奴隷となって働き、地上高層建築には支配者階級が豊かな暮らしをしている様子は、1926年のスケッチ(構想)とは思えないほど戦慄の走るビジュアル。
テレビ電話の今でも先端的と思えるデザイン、人造人間のデザインはスターウォーズを越えて、ロボットの典型的なイメージを私たちに与えている。当時コンピュータによる画像編集など不可能だったと思うにもかかわらず、斬新なコラージュ的手法には、感嘆のためいき。
ストーリーが、またまた今でも繰り返し描かれる、親子・男女・仲間の愛情物語りに支えられており、84年経った現在、私たちが新しく紡ぐことのできる物語りってどんなものなのだろう・・・と考えさせられたのでした。

あ〜、いつの時代にも、先見性を持ったアーティストは時代を超えてゆくな・・・。
by book-tokyo | 2005-07-14 22:27 | 映像&頁もの
印刷とその周辺 過去〜未来
いま、現在進行中の事柄は、ひとつはさんざん難産だと呟いている10月の神戸での展示と、もうひとつは印刷というプロセスを再認識しようという試みです。
印刷 と その周辺 という「その周辺」は様々な視座があって、プリンティングに目を向けると自然に版の作成プロセスおよびデザインプロセスが見えてくる・・という仮定に基づいてつっこんでみたいという希望も含まれているのです。
具体的には、単純な好奇心・・・知りたい、が原動力。
リトグラフは現在主流になっているオフセットを構造から知るために、活版やシルクスクリーンは、画一化されつつある印刷プロセスや手法への風穴となる可能性を期待して。過去のものを調べると、すでに失われた人間の知恵や工夫が活き活きと顕れています。
これらを膨らみを持って知ることは、コンピュータをプロセスに取り込んだデザイン・アートワークをも一層豊かなものにするのではないか・・・と考えています。
by book-tokyo | 2005-07-09 16:23 | design&...
生命現象の担い手・・?
わ〜、気がついたらもう7月でした。
毎日、色々なことがあって、1日は永遠に終わらないのではないかと感じるのに、振り返ると2005年という12ヶ月ももう半分終わったのですね・・・。

さて、10月の展示に向けて、新しい取り組みから目に見えるものを創ろうと暗中模索ですが、難産になりそう。日常生活や日々触れる事柄からは発想しにくい。とはいえ、何をしているんだか、外から見ていると不明な状態。簡単に言ってしまえば、様々な生命現象や構造から、目に見える事柄として発見されたものを、わたしたちの感性が受け入れることができる状態に昇華する、というイメージでしょうか。

脳のしくみ、命の設計図というDNAの働き・・・わたしたちの曖昧で根拠がないように思う感性の仕組みはどのようになっているのだろう。そんな興味を持ちながら、客観的な数式や言語に必ずしも依存しないアートやデザインへの落とし込み(?)を模索中です。
by book-tokyo | 2005-07-06 15:26 | in art in science