ayako tsuboyaのブログ
by book-tokyo
engawa
2008年、とりとめなく続く毎日に、こどもの視線や息づかいが加わりました。
そこに在ることをどのように見出すかによって環境や認識、はたまた自分自身と生き物の在りようが変化する。その在りように、どう向かいあいましょう。
アート&デザインwithサイエンスの日々のメモ。

暖かい新聞紙の様なノートを縁側に敷きました。旅するみなさま、しばし腰を降ろしていってくださいまし。


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『纏うもの づくり_vol.1』のお知らせ

久しぶりのものづくり、『纏うもの づくり_vol.1』をお知らせします。


手刷りオリジナルデザインの纏うもの、vol.1は、「ひととひと、わたしとわたしのなかに続くどこかと、思いやりをもった繋がりを取り戻す4つのプロセスを纏う」の提案。わたしが選んだことばと、イラストをシルクスクリーンで印刷した纏うものを製作します。

イベントのお知らせ:https://www.facebook.com/events/472483739817336

纏うもの 予約注文のサイト:https://booktokyo.base.ec/


15年勤めた大学の契約が終わり、パートナーと別れ、深い深いゆるやかな谷を降りて立った草原で、新しい暮らし方を探りながら生きる日々も1年半が経ちました。

思い立って参加した、共生革命家のソーヤ・海さんのリトリートで知った、NVC(Nonviolent Communication:共感的コミュニケーション、マーシャル・ローゼンバーグ博士が体系化した、人と人の関係にいのちを吹き込むコミュニケーション法)。

1時間ほどのちいさなワークショップで感じた、その場にいたひとたちとの心が満たされる温かな時間、クリアな印象を確かめたくて、お薦めされたマーシャル・ローゼンバーグの著書『NVC』を手にとりました。しばらく経ってから訪ねた、西東万里さんのおはなし共感カフェからもうすぐ1年。心の奥が震えるような親和性を感じて、感動のなか帰路についたのを覚えています。

学ぶたびに、自身が物心ついてからこれまで満たしてあげられなかった様々な思いが、心の中にぽっ、ぽっと現れてくる。気づけば鬱になりかかっている自分の足で立つために必要なのは、溢れるようなジャッジを超えた共感。

ひとは、その根っこが生きていれば、植物のようにおのずから大自然の中で生きてゆける。

このコミュニケーション法を使えるシーンが少しづつ増えてきました。

生徒や学生と、こどもたちと、家族と、クライアントさんやボランティアの仲間たちと。とはいえ実践はなかなか難しいのです、これが、なかなか。特に、親しいひととの間柄に温かな思いやりをもった関係性を築く難しさは格別・・・。

もっと学びを深めて、いつか誰かの役に立てるようになりたい。そんな思いでこの秋に熱海で開催される国際集中合宿IITに参加します。

いま必要だと選択した仕事で、母子の家計を支える暮らし費用の捻出が厳しい中、IITが日本で開催されるチャンスを掴みたいと決心して、セルフファウンドに挑戦します。

「纏うもの づくり」のための原資(仕入れや工房の経費)が必要です。また、この費用を合宿参加の経費にすることで、学びをこどもたち、チーム、コミュニティに還元してゆきます!


マーシャルが編み出したこの共感的コミュニケーションのエッセンスを届けたい。このTシャツが、誰かと、自分自身と、温かな思いやりを持って繋がるきかっかけになり、ツールになったら嬉しい。そして、誰もが望まない闘いや争いを避けるための方法があることに希望を持ってゆこう。

応援してください!


by book-tokyo | 2017-09-11 13:15 | art&...
北川先生最終講義
北川フラム先生(女子美術大学大学院芸術文化専攻芸術表象研究領域客員教授)の最終講義
「日本列島の文化と現代美術」へ。
レジュメのタイトルは「美術の当為」美術の役割について、アートディレクターの視点から熱意のこもった講義でした。
「長い間それぞれの地域で生きる術を誇りとしてきた人々に、現代社会はそれを捨てろと言って来た。」ひとり、またひとり消えてゆく集落のお年寄りに「一時でもよいから楽しい思い出ができたらというのが大地の芸術祭の初心だった」。地域や文化の多様性を認め、誇りを取り戻すためにアートは力を発揮する。

越後妻有アートトリエンナーレが世の中に知られるようになると、全国様々な地域で芸術祭のニュースを聞くようになりました。
その土地に住むひとたち、暮らしや文化、地域の自然をほんとうにリスペクトして関わってゆく覚悟が必要だというメッセージも、暗に込められているように感じました。

松本清張のようなひとが、美術をどう捉えたのか。地域や文化の中で、美術はどう捉えられているのかを知っていなければ、わたしたちは裸の王様になってしまう。
導入から目の覚めるようなお話でした。
ちなみに、松本清張は小学校を出てから企業の給仕、印刷工見習い、版下工、ポスター描きなどをして6人の子を育てた。50歳近くになって作家としての活躍が始まったひと。
歴史や社会に関心を持ち続け、読書家・勉強家だった。

違うことが良いという価値観を認めているのは、アートの他にはないという力強い価値観を、こどもたちにも伝えたい。何よりわたしたちの活動をみれば、感じられるはずと言えるようでありたい。
アートは、アウトローなことにがっかりしない、ことがアートなのだから・・・。
by book-tokyo | 2014-01-22 22:53 | art&...
WAF2013報告会 in アーツ千代田3331内ラウンジ
2013年2月に参加したフォールアートフィスティバルの報告会お知らせです。
現在、全国各地をキャラバンして報告会開催中。
再び東京へ帰ってきます。
前回5月のWAF2013報告会 in Kai Houseへお越しいただけなかったみなさまにも、フィスティバルの記録映像や作品展示、参加アーティストのライブペイントや対談をご覧いただけます。
女子美卒業生の大小島真木さんの教室全体を覆った壁画作品、ほんとうに素晴らしかったのです。その片鱗もライブペイントでご覧いただけると思います。アーティストがフィスティバルに参加して活動すること、ガンジャード村で開催されたこと、ボランティアの意義、ふらっと立ち寄っただけではその成長してゆく魂の部分に触れることは難しいものです。
次回2014開催まで、2013の報告会開催が続きます。報告会もフィスティバルへ向かうWAFの大事な活動なのではないかと考え応援しています。

ぜひお誘い合わせて遊びにいらしてください。


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ウォールアートフェスティバル(WAF)の報告会のお知らせです。
来る6月14日(金)、アーツ千代田3331・ラウンジにおいて、WAF2013報告会vol.6を開催いたします。

インドの農村部、先住民族ワルリ族が住む小さな村で開催した芸術祭。
なぜ、そんなところで芸術祭をやるのか。
そして、現地の人々にもたらしたものとは。報告します。

出演は、WAF2013参加アーティスト・遠藤一郎さんと、大小島真木さん、ウォールアートプロジェクトのおおくにあきこ、浜尾和徳。
三回目の参加となった遠藤一郎は、ワルリ族の村のような農村で制作するというのは、どういうことなのか。
大小島真木は、インドで壁画を描いたことがアーティストである自分にもたらしたものは何なのか。
このあたりについてじっくり聞くトークも用意しています。

さらに、大小島真木は、インドで制作した壁画をぎゅっと凝縮した一枚の絵をライブで完成させます。
そして、遠藤一郎がインドで制作した旗に、メッセージを描きましょう!
旗はインドで、現地の人が描くメッセージと合体し、来年のWAFではためきます。
インド人写真家・ガウリ ギル(Gauri Gill)さん撮影の子ども達のポートレイト写真も展示。

WAF2013を伝えるWAF BOOK、ドキュメンタリーDVD、アーティストバッジなどの頒布、インドの手織布も紹介します。

是非、おいでください。
どうぞよろしくお願い致します。

<日時>
2013年6月14日(金)19時−21時

<会場>
アーツ千代田3331内ラウンジ
http://www.3331.jp/access/

<プログラム>
WAF2013ドキュメンタリー上映
大小島真木ライブペインティング
アーティストトーク(遠藤一郎 大小島真木)
ガウリ ギル写真展
旗にメッセージを描こう!

参加費: 500円(チャイ付き)

主催:NPO法人ウォールアートプロジェクト
協力:アーツ千代田3331、island JAPAN

facebook イベントページ
http://www.facebook.com/events/178737155618951/


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Wall Art Festival 2014

期日:2014年2月15日(土)—17日(月)予定
会場:インド・マハラーシュトラ州・ダハヌ・ガンジャード村
入場料:無料

主催 NPO法人 ウォールアートプロジェクト
共催 国際交流基金
助成 公益財団法人ポーラ美術振興財団 公益財団法人朝日新聞文化財団 
協賛 貝印株式会社 Blue Bear Inc. 株式会社オフィスキタダ 
協力 GEIPER

WAF公式ウェブサイト http://wafes.net/
公式ブログ“インドの子どもたちの今を知る” http://blog.livedoor.jp/wall_art/
WAFフェイスブックページ http://www.facebook.com/pages/Wall-Art-Festival/369068276466528?ref=hl
問い合わせ info@wafes.net
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by book-tokyo | 2013-06-07 09:32 | art&...
Josef Sudek「Still Lifes」
Josef Sudek「Still Lifes」(Torst /2008)届いた。
久しぶりにページをめくる…やはり素晴らしい。初めて出会ったのは、ジュ・ド・ポーム国立美術館がまだフランス国立写真センターだった頃に刊行された「Photo poche」シリーズ44巻。女子美術大学図書館の薄暗い開架で。
粒子、光の結晶・・・。
by book-tokyo | 2012-11-12 16:00 | art&...
「クラフト見本市」目白、自由学園明日館にて
建築家の丸谷博男さんからのMLから・・・
以前に訪れて感銘を受けた目白の明日館(フランク・ロイド・ライト設計)にて、魅力的にイベントが・・・。
期間限定でおいしい食堂もオープン。料理人のおなまえには、懐かしい古谷陽子さんのおなまえも・・・。(以前お茶の水にあった美篶堂さんで開催した「黒糖のにほい」展(藤田夢香さんと2人展)のオープニングで、お食事を担当していただきました。)
クラフト教室もとても興味ひかれます。残念ながら伺えないのですが、いらした方、ぜひご感想を!
おすすめイベントです。

■クラフト見本市
見本市概要
主催 一般財団法人クラフト・センター・ジャパン
2012年2月1日(水)-2月3日(金)(入場無料)
10:00-20:00(最終日は、17:00)

自由学園 明日館(池袋駅から徒歩7分)
東京都豊島区西池袋2-31-3

■語る会
2月1日(水) 17時~20時
作り手と結び手が少しお酒でも飲みながら、
心おきなく何でも語り合う場です。

■2月2日(木)・3日(金)/一般公開、展示即売

■クラフト食堂
出展者の器を使ってのおいしい食堂がオープンします。

2/1 10:00~16:00
2/2 10:00~19:00
2/3 10:00~16:00
※2/1は、バイヤー、メディア、関係者のみ
※11:30~14:00はランチメニュー。その他の時間はカフェメニューになります。

MENU
<ランチ>
・豚の角煮とほうれん草丼 味噌汁付
・サンドイッチ(卵、野菜、豚肉のパテの3種)とスープ
<カフェ>
・パウンドケーキ、チョコレートケーキなど
<飲み物>
・コーヒー
・紅茶
・加賀棒茶
(料理: HOME.古田陽子)

■クラフト教室
その道のプロが素材の基本を話します。(無料:各コマ45分)

2日(木)
13時 漆の時間 器而庵/辻 徹
14時 陶の時間 小石原焼鶴見窯元/和田義弘
15時 ガラスの時間 STUDIO PREPA/平 勝久

3日(金)
13時 木の時間 IFUJI BOXMAKER/井藤昌志
14時 鉄の時間 鍛冶工房 弘光/小藤宗相
15時 布の時間 新啓織物/新井教央
by book-tokyo | 2012-01-31 14:40 | art&...
<軽井沢お泊りワークショップ>森の住人になろう!!
女子美卒業生、大小島真木さんがダンサーの高須賀千江子さんと繰り広げる物語の世界。
ワークショップのお知らせです。

大小島さんの独創的で民話や神話を体現するようなドローイングが大好きです。そんな私が大ファンの大小島さんのワークショップがあります。もちろん、私もすいれんと参加予定です!
エンターテーメント施設に行って大枚はたくのとはまた違った、想像できないミラクルな体験ができそうで愉しみです。
まだ定員に空きがあるとのことです☆

<軽井沢お泊りワークショップ>森の住人になろう!!
仮面を被って森の住人になる!?
古代から仮面をかぶることは神や精霊、動物そのものに人格が変化するとことと信じられてきました。また、森は人の力の及ばない、不思議な領域でもありました。
日常の生活では感じることの少なくなったこうした感覚を、作家の大小島真木さん、ダンサーの高須賀千江子さんとともに楽しみます。
森を体感するために、自分で作った仮面を被って森の住人になりすまし、絵本仕立ての物語を作る2日間。ベルデ軽井沢と周辺の森を舞台に、1泊2日のワークショップを開催します。
森の不思議をちょっとのぞいてみませんか?

<軽井沢お泊りワークショップ>森の住人になろう!!
by book-tokyo | 2011-10-04 19:30 | art&...
Art Bazaar_東日本大震災被災者支援
神保町のgallery 福果にて、7/26〜8/6
12:00〜19:00(最終日 17:00/日曜休廊)

gallery 福果 
http://www18.ocn.ne.jp/~fukka/exhibitions/next/index.html

**********
藤田夢香さんからの封書に同封されていたお知らせのはがき。
40名近い作家の作品が集まる展示だそう。
最近のアートイベントには、ゆうめいしょしばかりがならんでいて・・・。
でも、今日届いたはがきには、生き様を見知った作家の名前がちらほら・・・
むかし蛍光灯のともる工房で、黙々と(ときに他愛ないおしゃべりしながら)作品を作っていたひとたちのなまえが懐かしい。
そして嬉しい。
あぁ・・・ワタシハトオクハナレテシマッタ。
でも心はともに(勝手に)

ものづくりできるヒトができる義援金、どうか大切に活かされますように・・・
by book-tokyo | 2011-07-21 01:13 | art&...
藤田夢香展「花降る時間-在るということ」
藤田夢香 作品展
「花降る時間-在るということ」
会期:2011年7月26日(火)〜8月8日(月)
会場:ぞごう柏店 9階美術画廊 最終日は5時まで
午前10時〜午後8時

作家より
この展覧会の制作を進めてゆく上で3月11日という日を境に、誰もが感じたような「生かされている」という事を通じて、それぞれの「記憶」や「或る」という「存在」そのものへ、より深く想いが寄り添うようになりました。

人という存在の儚さ、それゆえの強さや哀しさ、そんなことへ目を向ける中で、女性という「器」を授かり存在している私自身の身体の中で、無意識に繰り返される「生と死」へも想いを馳せ「存在」とのものの不確かさや曖昧さの輪郭を捉えたいと、静かに湧いてきたイメージは、散華のように光や花びらが私たちの世界に降り注ぐものでした。

小さな瞳に焼き付いてしまった無残な光景さえも、少しのファンタジーでそっと心に沈めることができる。そうして、人の心はゆっくりと美しさに震え、ここに「在り」続けることができるものだろうと、花降る時を願ってやみません。 藤田夢香

http://justhere.exblog.jp/

**********
透き通った瞳で、何にも包まずに見えてしまうヒト(YUMEKA)の暗中模索は、ひとりの人間が生きてゆく姿をそのまま平面の上に留めてゆく。夢香さんの作品をみていると、一緒に呼吸しながら素直にそこに同期することができるように思う。

たいせつな、えがくこと=生きることを、やめられないひとたちのひとり・・・
by book-tokyo | 2011-07-21 00:58 | art&...
2つの場所
先日は、太陽の出ている間は母校であり現勤務先の創立110周年記念式典に、日が暮れてから、ある意味で芸術を通じて生きることについて真剣に探究する場を提供してくれた私塾・美学校へ。昼夜まるで異なる時間を過ごしました。
母校は「「芸術による女性の自立」、「女性の社会的地位の向上」、「専門の技術家・美術教師の養成」を目指して、美術教育をおこなう学校として創立」され、時を経て改めて志しのある方々にその建学の精神が受け継がれている一方で、日本の現代芸術の表舞台に立つ人材育成という重い役目も担っているように思います。大きなホールで執り行われた式典は、舞台と客席は遠く向かい合い、より一層建学の精神を高めようという熱意を共有しあうのには少し広すぎるように感じた昼でした。ただ、時間が経ってなお過去から続く女性たちの数知れない人生や切り開いてきた道があるからこそ、私を含めた現代の女性が活き活きと自己表現をする(どんな方法でも)自由が保障されていることを忘れないように…と再確認。少年のように軽やかに舞台にあがった桃井かおりさん「美味いものを創れる人間を育てたいんじゃない、美味いということが判る人間を創りたい」というある教員のことばが心に残っている」というワンフレーズに、私も共感(現場にいると、これを実感している)。
さてさて、その足で駆けつけた美学校では、すでに狭い教場に大勢の老若男女がひしめき合っていてびっくり。長く学長を務められた今泉義彦先生がこの夏に亡くなり、3日は「今泉さんの日」にするという美学校からのお便りに集まった人々でした。たばことお酒(余談:以前よりたばこ率は減りました。税率があがったせい?)が好きだった今さんを慕って、こんなに大勢の人が集まり、芸術や未来過去現在、四方山話をしている様子に、心底ほっとしました。初めて神保町の美学校を訪ねて石油ストーブを囲みながら工房のみんなの話を聞いた日、この先生だと直感した石版画家・阿部先生との出会い、表現や生きることへ真剣に向き合う若い作家の卵や、淡々と作業をする作家たちと毎日を過ごした日々、そして夜になるとどこからかヘンテコなおとながやってきて、お酒を呑んだり、説教をしたり、面白い話をされたり…そんな風景が一歩扉を開けるとすぐに思い出される場所。美学校は、いつ帰っても知っているヒト、知らないヒトと何か会話が始まるほんとうの意味で私にとっての学びの場。
そういう意味では、同時にすべてのヒトが自立して、自分で未来を切り開いてゆかなくてはならない厳しい現場。親しい作家が、「最近は「美術大学」すら派閥というのか、出身アーティストをサポートしたり、プレゼンテーションを大学がしたりする傾向が強くなってきているように感じる。」と言い、美学校のように、ひとりで研鑽を積んできたアーティストがぽっと注目されたり、育ててゆこうという目を持った画廊が減っているのではないかというような話を聞きました。
徒党を組んで、誇りを持とう、強くなろうというコンセプトも、またこんな時代の中では必要な生きる術かもしれません。一方で、美学校のような場所でだからこそ、「誰も知らない」密かな次世代の眼が育つ可能性も孕んでいる。今なお真剣に語り合うおとなたちがたむろする工房の中で、そう感じた夜でした。もっともっと見る眼を育もう。
by book-tokyo | 2010-11-07 03:02 | art&...
大小島真木さんの個展
ずっと楽しみにしていた大小島真木さん展覧会に、行ってきました。
人生は時間軸のない旅のようで、前にも進まず、後ろにも下がらず、ただ毎日の瞬間がひとひらひとひら・・・ふわふわと浮かぶような物語。
ハイパーリンクした大脳のしくのように、世界中をつなぐWWWのように、そして未来と過去を行き交う仏教世界のように、毎日はただ壮大な物語の一片であると私は感じています。

私の職場で、大学院生アドバイザーとしてお仕事をお手伝いしてくださっている大小島さんの作品は、すでに大学内外でも注目を集めていた世界観のとてもユニークな物語集でした。彼女が産み出した物語が、読めないことば(けれども意味のある)と、色鮮やかな夢のようなイラストレーションで紡がれてゆきます。今回は、これまで見たことのない大きな作品にも挑戦しており、壁に直接貼られた紙に描かれた物語が、部屋の外に広がってゆくような印象を受けました。

彼女のとても落ち着いた、カラフルな色遣いのイラストレーションが大好きで、今回ゆっくりと時間をかけて観ることができて色々と刺激を受けました。反応を楽しみにしていたすいれんが、夏風邪で床に寝っ転がっていたのが残念でしたが、ことばに変換してもしなくとも読める物語。これからの作品も愉しみです。
もうじき終わってしまう。

「オレンジ色の月とみずいろの太陽」
2010年7月3日(土)- 7月25(日)

休館日:7/5・12・20・26
開館時間:11:00〜19:00(入館は閉館の30分前まで)
入場料:無料
主催:財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
会場:トーキョーワンダーサイト本郷
〒113-0033  東京都文京区本郷2-4-16
TEL:03-5689-5331
URL :http://www.tokyo-ws.org
by book-tokyo | 2010-07-22 22:39 | art&...